弊社も協力させて戴いています『顕神の夢』展は、下記日程で開催されます。
令和5(2023)年4月29日~6月25日 川崎市岡本太郎美術館(神奈川)
『顕神の夢』幻視の表現者ー村山槐多、関根正二から現代まで
2023年7月2日~8月17日 足利市立美術館(栃木)
『顕神の夢』霊性の表現者―超越的なもののおとずれ
2023年8月26日~10月15日 久留米市美術館(福岡)
2023年10月21日~12月24日 町立久万美術館(愛媛)
令和6(2024)年1月5日~2月25日 碧南市藤井達吉現代美術館(愛知)
*
岡本太郎美術館では橋本平八(1897-1935)の木彫《石に就て》と佐々木誠(1964-)の木彫《久延毘古 クエビコ》が間をとり向かい合って配置され、その結びの一線にこの展覧会の縦軸を見る思いでした。「石」に出会えた喜びがあり、また、幅広い出展者の中には、円空や出口王仁三郎、岡本太郎、岡本天明等がいることは幸いでした。3枚目の画像は、以前、銀座で企画させていただいた展覧会にて。佐々木誠さんの木彫(楠)、《久延毘古 クエビコ》(2012)です。また企画します。
さゞれ石
苔むせる 巖(いは)が根響(とよ)み かぎろひの 磐(いは)さけ耀(ひか)り 靈(たま)振(ゆら)ぐ 稜威(いつ)の神さび 凝(こゞ)しかも さゞれの石(いは)は 天地の 神祇(かみ)の氣吹(いぶき)ぞ あやに畏し
佐々木誠『眞菰艸』
秘術を盡して制作せよ。汝は汝一人ではない。聰ての精靈こそ汝に力をかす。汝は神の支配により制作するものである。汝の力は汝の知る所でない。神は汝をして制作せしむるものである。よろしく汝は努力せよ。自重せよ。
橋本平八『純粋彫刻論』