―角力国家ノ元気ヲ養フ― 木村浩之展 日本画と力士像

深秋

 

展覧会日程
 場所:ギャルリ さわらび 〒104-0061 東京都中央区銀座1丁目9番8号 奥野ビル2階
 会期:平成28年9月15日(木)~10月8日(土)
    日・月曜休廊 正午~午後6時(最終日は5時まで)
 ウェブサイト:http://www.gsawarabi.com
 入場無料 お気軽にご覧ください

 

ご案内状
木村浩之展 角力国家ノ元気ヲ養フ.pdf
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力士像

 

「相撲の所作には、自然への感謝や、国の繁栄を願う思いが込められている。日本の文化が凝縮されている」。そう語る画家が描く動機は、単なる私的趣味ではない。日本人としての源流を神事たる相撲に見ることで、自らが今ここに在る理由、その意味、それへの感謝、そして感激の中から自らの役割に気付き、遂行しているのである。根を知ることで今を生き、普遍の美をもとめ続けている。角界では昨年今年と、北の湖、千代の富士という大横綱が、早過ぎる帰幽をされた。この展覧会が、“たましずめ”、そして生者の魂を奮い立たせるという意の“たまふり”ともなりますように。「角力養國家之元氣」(「角力国家ノ元気ヲ養フ」)とは、角聖常陸山の言葉である。常陸山の公の精神は、国技としての相撲を確かなものとした。常陸国の鹿島神宮に祀られる建御雷神(タケミカヅチノカミ)は、相撲の起源の神でもあるが、画家が本年この地を訪れ、インスピレーションを受け制作された作品も本展では展示される。画家の公の精神、その「元氣」に触れていただければと思います。ご高覧くださいますよう、ご案内申し上げます。(画廊主)

 

木村浩之 略歴

1975 東京生まれ

 

2001  12回臥龍桜日本画大賞展入選

 

2002  12回臥龍桜日本画大賞展入選 平成14年度新生展入選

 

2003  多摩美術大学日本画専攻卒業 個展(アートギャラリー環)

 

2004  山中湖の新しい風展(山中湖美術館) 個展(アートギャラリー環)

 

2005  hope展(アートスペース羅針盤) ピエゾ博士の展覧会vol.3(アートスペース羅針盤)

    個展(アートスペース羅針盤) ピエゾグラフ版画展(T-BOX

 

2006  Lets Paint Hana (ギャラリー汲美)

            Active Arts Exhibition -Piezograph-(アートスペース羅針盤)

 

2007  hope展(アートスペース羅針盤) 個展 -発気揚々-(トキアートスペース)

 

2008  個展(ギャラリー人) スパイラルアート展(セッションハウスガーデン)

 

2009  男の墨女の墨 (柴田悦子画廊) 男が描く男・女が描く女 (柴田悦子画廊)

 

        個展 (Galerie Hexagone / ドイツ・アーヘン) 掛け軸の可能性(羽黒洞木村東介)

 

        個展 -心・技・体- (柴田悦子画廊)

 

2010  ART COLOGNE (ケルンアートフェアに出品[4/21-4/25])

            Unidentified Body「不定形身体」(トキアートスペース)

 

2011 木村浩之展 心・技・体 (柴田悦子画廊) 羽黒部屋 ー木村浩之の相撲展ー(羽黒洞)

 

        男が描く男・女が描く女  (柴田悦子画廊) 7/237/30

 

       「VARIA アートフェア名古屋」(松坂屋名古屋店) / 羽黒洞木村東介より出品 9/8-11

 

2012  個展(阿曾美術) 個展(柴田悦子画廊)

 

            12/1より3週間かけて,パークホテル東京(汐留)のアーティストルームを手がける。

 

        現在、制作した部屋に宿泊できる「アーティストインホテル」として展開中。

 

2013  個展(新宿伊勢丹5Fアートギャラリー) 個展(銀座三越8Fアートスペース)

 

        個展(ギャラリー古瀬戸/神保町)

 

2014  はっけよい(文錦堂 / 岐阜) 個展(ギャラリー古瀬戸 / 神保町) 個展(柴田悦子画廊)

 

        第38回人人展出品

 

2015  39回人人展出品

            Drothea Fleiss & East West Artist In Romania Ardud (Artist in Residence)

 

            https://www.youtube.com/watch?v=fWVrpvfb9uA

 

            Park Hotel Tokyo AIH 31Floor Exhibition (パークホテル東京 / 汐留)

 

2016 個展(高崎スズラン / 美術工芸サロン)

 

 

 

はっけよい のこった

稲穂が実る仲秋、土俵の周りに熱気があふれる
立会で頭と頭で思いっ切り当たると、その衝撃で眼前が白くなり、朦朧 としながらもがむしゃらに相撲をとる
全身を燃やすように動いた時、魂が振れ、日本人であることを強烈に自覚する

古事記にある建御雷神と建御名方神の相撲は、大和国の始まりの話である
私は神代から現代まで繋がる大和心を相撲に見ている
そして私達の国土に宿る神々の記憶をつぶさに表したい
そのような思いから私は相撲を描いている

万物は天地(あめつち)からの恩恵のもとにある

 

木村浩之

 

sakurai yoshi

 

sasaki makoto

 

higashi chika

 

[不合理ゆえにわれ信ず]展